独自動車大手ダイムラーの超小型車ブランド、スマートは、レンタカー大手のユーロップカーや駐車場運営会社のApcoaと協力し、今年の夏から、スマートのドライバーを対象に、駐車場料金を安くするほか、大型車をレンタルできる新たなサービスを提供する。スマート事業を統括するアンネッテ・ヴィンクラー氏が独業界紙『オートモビルボッヘ』に明らかにした。
\同サービスを利用するためには、まず、スマートのディーラーで登録手続き(無料)を済ませ、RFID(無線チップ)をフロントガラスに張り付けてもらう。これにより、駐車場を15%の割引料金で利用できるほか、満車の表示が出ていてもパークハウスに入ることができ、駐車スペースを確保できる。同サービスは当初、シュツットガルト、ミュンヘン、フランクフルト、ベルリン、ハンブルク、デュッセルドルフの6都市の一部の駐車場でスタート、その後ドイツ全域、欧州に広げていく。
\ユーロップカーのサービスは、休暇などで大型車を必要とするケースを想定したもの。オンライン上で住所やクレジットカードの番号などを入力した後、店舗でプレミアムカードを受け取る仕組みで、通常料金よりも安くレンタルできるほか、希望の車種を優先的に確保できるなどの利点がある。同サービスは当初、ドイツ、イタリア、英国、スペイン、ポルトガル、ベルギー、フランスで導入し、順次、その他の国にも広げる。
\