独自動車向け電子部品メーカーのヒルシュマン・カー・コミュニケーションは7日、中国市場に後付け式の車載デジタル放送チューナー(エンターテイメントハブ)を投入し、同国の自動車アフターマーケット市場に参入すると発表した。その第一歩として中国・広州で2月に開催された「中国自動車アフターマーケット&チューニング国際貿易展示会」(AAITF)」に出展し、製品を紹介した。
\同社のエンターテイメントハブはデジタル放送信号をモバイル情報端末向けフォーマットに変換するもので、ノートパソコンや携帯電話、タブレットPCなど、異なるデジタル端末から同時にワイヤレスで放送を受信できる。
\マルチメディアチューナーを搭載しているのはこれまでのところ、一部の高級車に限られている。ヒルシュマンは、高い経済成長が続く中国市場向けに後付けタイプのソリューションを提供することで、高級車を買えるほどの金銭的余裕はないものの、高級車のデラックスな気分を手軽に味わいたい層を顧客に取り込みたい考えだ。
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