独自動車部品大手のコンティネンタルはこのほど、タイヤ部門の2011年通期の売上高が乗用車・商用車を合わせて88億ユーロとなり、営業利益(EBIT)で約12億ユーロの黒字を計上したと明らかにした。同社は2011年、乗用車用タイヤを約1億2,200万本、商用車用タイヤを700万本、販売した。
\タイヤ部門は2011年8月1日付けで乗用車と商用車事業が統合された。同部門は世界22カ所に生産・開発拠点を持ち、2011年末時点の従業員数は4万1,135人となっている。
\タイヤ部門を統括するニコライ・ゼッツァー取締役によると、今後は特にBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国で大幅な成長を見込んでおり、同地域の事業拡大に向けて約10億ユーロの特別投資予算を確保しているという。
\全体では、既存工場の拡張に年3億~5億ユーロを投資し、世界的な自動車市場の成長に対応していく方針を示している。
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