独高級車メーカーのBMWは、自動車無線通信サービス分野で独携帯電話サービス大手のボーダフォンD2と提携する。今年夏から全ての新車に同社の無線データ通信用チップカードの搭載を開始し、オンラインサービス、24時間対応のコンシエルジュサービス(サポートホットライン)、緊急通報システム(eコール)サービスを提供する。ボーダフォンが5日、明らかにした。
\ボーダフォンが供給するのは車載通信システム向けに最適化した「グローバルSIM」というチップ。自動車の組み立て時に組み込む。
\BMWはこれまで、自動車無線通信サービスではドイツテレコムと提携してきた。独業界紙『アウトモビールボッヘ』によると、ボーダフォンとの提携はドイツテレコムとの提携契約終了に伴に実施した入札で決定したもので、通信サービスの品質の高さや性能などが評価されたという。
\ドイツテレコムは同社のチップカードを搭載した既存車両へのサポートを引き続き行うため、ユーザーはカードを入れ替える必要はない。また、サービス内容や料金もこれまで通りとしている。
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