独ザールラント大学のヴルフ・ポッサート教授はこのほど、米接着学会から優秀賞(Award for Excellence in Adhesion Science)を受賞した。自動車や航空機などの軽量化や強度向上に寄与する接着技術に関する研究成果が評価された。
\自動車には計器盤や車体などに約15~20kgの接着剤が使われている。また、接着剤の種類は約25万種類にのぼるとされているが、その組み合わせは経験や感に頼るところが大きいという。このため、ポッサート教授は、接着のメカニズムや、負荷がかかった場合の耐久性などを研究している。また、研究成果の実用化を促進するため、自動車業界や航空業界と積極的に連携しているという。
\ザールラント大学は、9月16~20日にドイツのフリードリヒスハーフェンで開催される欧州接着会議(EURADH)に参加する予定。
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