独高級車メーカーのBMWは20日、北京モーターショーの開幕に合わせて中国の上海市に米デザイン子会社(BMWグループ・デザインワークスUSA。以下:デザインワークス)と研究開発部門(コネクテッド・ドライブ・ラボ)の新拠点を開設した。中国人の好みとニーズにマッチしたデザインや車載インフォテイメントソリューションの開発を強化するのが狙い。
\デザインワークス(本社:米カリフォルニア州)は、工業・自動車・輸送・環境・通信向けの製品設計や開発のほか、カラーや材料のデザイン、デザインに関するコンサルティング、3次元可視化システムの構築サービスなどを手がける。米カリフォルニア州のほかドイツ、シンガポールに拠点を持ち、今回の上海センターは4番目の拠点となる。
\コネクテッド・ドライブ・ラボは同社の車載インフォテイメントシステム「コネクテッド・ドライブ」の研究・開発を担当する部門で、上海は米カリフォルニア州マウンテン・ビューとミュンヘンに続く3番目の拠点となる。上海センターは独米のセンターと緊密に連携しながら、中国市場にターゲットを絞ったインフォテイメントソリューションや安全・快適性を高める機能を開発する計画という。
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