印鉄鋼大手タタ・スチールは17日、オランダのアイモイデン工場に亜鉛ポットを増設すると発表した。自動車産業向け亜鉛めっき鋼板の生産強化に伴う措置。
\亜鉛めっき鋼板は車体の耐久性・持続性の向上に貢献しているが、軽量化やコスト削減の観点から、より薄く高性能な亜鉛メッキを求める声が自動車メーカーからあがっている。こうした声を受けてタタ・スチールが開発した「MagiZinc Auto」はマグネシウムを添加した溶融亜鉛合金めっきで、通常の亜鉛めっきと比べ2倍の防さび効果を持つ。
\タタ・スチール・ヨーロッパのアダム最高経営責任者(CEO)は「MagiZinc Auto生産のための亜鉛ポットへの投資は自動車産業のサプライヤーとしてのタタ・スチールのポジションを強化するものだ」と語った。
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