スペインの風力タービン製造大手ガメサ(Gamesa)は4月24日、電気自動車(EV)の利用拡大に向けトヨタ自動車と提携すると発表した。トヨタからプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」の貸与を受け、半年間にわたってスペイン市場における低公害車の普及促進の可能性を調査する。
\ガメサは市街地や風力発電所などでプリウスPHVのテスト走行を実施、同車のテクノロジーや省エネ性能に関するデータをトヨタと共有する。収集されたデータは、スペインの政府関連機関IDAE(エネルギー多様化・省エネルギー研究所)が主導するイニシアチブ「Movele」に提供される。このイニシアチブは低公害車技術・エネルギー・経済面の評価を行うもので、トヨタも参加している。
\ガメサは技術の多様化戦略のもと、環境に負荷をかけない「グリーンモビリティ」推進している。今年からバレンシア工場でEV用充電ステーションの製造に着手し、バレンシアとマドリード本社に設置している。
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