独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは4月27日、2011年通期の売上高が前年比20%増の155億ユーロに拡大したと発表した。営業利益も同25%増の8億5,000万ユーロと大幅な増益となった。従業員数は約7,000人増えて約7万1,500人となった。
\同社は好業績について、新規顧客の獲得と市場シェアの拡大が国際市場における地位を強化した、と説明している。
\地域別では、北米市場の成長が最も顕著で、欧州、南米、アジアが続いた。主要分野の事業がいずれも好調に推移し、中でもノンロード車、商用車、乗用車の高級車向け部品事業が好調であったという。
\従業員の増加のうち、2,650人は企業買収によるもの。昨年は例えば、風力発電設備用のギアボックスを製造するベルギーのハンセンを買収している。
\首脳人事では、ハンスゲオルグ・ヘルター社長に代わり、5月1日付けでステファン・ゾンマー氏が新社長に就任した。
\ゾンマー氏は2012年について、売上高で約170億ユーロ、従業員数は約4,500人増の7万6,000人になるとの見通しを示している。
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