独自動車部品大手のコンティネンタルは、内燃エンジンと電気モーターを併用したハイブリッド車に対応する新たなエンジン・駆動システム向けの制御システム「エネルギー・マネージメント・システム 3 プラットフォーム(EMS3)」の開発を進めている。
\内燃エンジンの燃料噴射や点火だけでなく、電気モーターや充電量などを監視・制御することができ、内燃エンジンと電気駆動システムの連携を最適化する。また、走行ルートの先を予測したエネルギー管理機能「pEM」も装備する。
\同システムは、ナビゲーションシステムのデータから走行ルートの距離や地形、カーブの数、制限速度などの情報をエンジン制御に使用する「eHorizon」を活用している。「eHorizon」はドライバーの運転スタイルに配慮したエンジン制御も行うことができる。新システムでは、走行ルートを予測して、エネルギー消費を抑えるほか、どのルートでエネルギー回生システムを作動させるかなども管理する。
\同システムは、バルブ可変機構やシリンダー停止制御、センサーやアクチュエーターなど、欧州の排ガス基準「ユーロ6」に対応する装置を統合することもできる。
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