日産自動車・仏ルノー連合は3日、ロシアの自動車最大手アフトワズの経営権を取得するための合弁会社を設立することでロシア政府系企業ロシアン・テクノロジーズと基本合意、覚書に調印したと発表した。
\声明によると、合弁会社にはルノーとロシアン・テクノロジーズが保有するアフトワズの株式を移すとともに、ロシアの投資銀行トロイカ・ディアローグが保有するアフトワズの株式20%を2014年までに取得。これによりアフトワズへの出資比率を74.5%とする。合弁会社には日産が4億5,000万米ドル、ルノーが3億ドルを出資し、株式の67.13%を保有する。一連の手続きは2014年中に完了する見込みだ。
\ロシアン・テクノロジーズはまた、アフトワズの債務再編に合意。アフトワズは非中核部門の売却益70億ルーブル(2億3,800万ドル)をロシアン・テクノロジーズからの融資の返済に充て、残る460億ルーブルの融資については返済期限を延長する。
\日産・ルノーとアフトワズは昨年、ロシアで87万8,990台を販売、市場シェアは33%だった。3社は15年までにシェアを40%に引き上げることを目標に掲げている。
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