スウェーデンのボルボ・トラックスは21日、高圧直噴技術を用いた13リッターヘビーデューティLNG(液化天然ガス)エンジンを2014年度から北米市場に投入すると発表した。
\ボルボ・トラックスによると、この新型エンジンは従来の天然ガスエンジンと比べ大幅に効率が向上しているのが特徴。火花点火式エンジンと比べ30%も燃費が改善。また、現行のディーゼルモデルと比べ、温室効果ガスの排出も20%削減できるという。
\ボルボ・トラックス・ノースアメリカン・セールスアンドマーケティングのHuibers社長は天然ガストラックについて、燃料インフラの整備など課題はあるものの、今後普及の拡大が期待できる、との見方を示している。
\ボルボは欧州各地でジメチルエーテル(DME)エンジンを搭載したトラックの試験運用を行い良好な結果を得ている。Huibers社長は、「CNG(圧縮天然ガス)、LNG、DMEを含む我が社の包括戦略は、天然ガスソリューションの完全なラインナップを提供できるようになることを意味している」とコメントした。
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