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2012/5/25

一般・技術・その他 (旧)

独研究所、織物材料の騒音試験装置を開発

この記事の要約

ドイツのホーエンシュタイン研究所はこのほど、織物材料の吸音効果や空気が織物を通り抜ける際の騒音を調べるための試験装置を開発した。\ 騒音は集中力や仕事の能率を下げる原因となるほか、自動車の運転では事故のリスク高める恐れも […]

ドイツのホーエンシュタイン研究所はこのほど、織物材料の吸音効果や空気が織物を通り抜ける際の騒音を調べるための試験装置を開発した。

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騒音は集中力や仕事の能率を下げる原因となるほか、自動車の運転では事故のリスク高める恐れもある。また、生活や運転の快適性が損なわれる一因ともなる。

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このため、建築業界や自動車産業では吸音や騒音を最適化する効果のある織物材料への関心が高まっているという。例えば、展示会場や公的機関、大ルームのオフィスなどでマットや天井、壁などに使用されている。

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ホーエンシュタイン研究所は、工業用布や医療、自動車向けなどの特殊布を製造するRoekona Textilwerk、ロイトリンゲン単科大学と共同で織物材料の騒音試験装置を開発した。

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吸音効果を調べる際には、縦横10センチメートルの材料があれば試験できるという。スピーカーと計測用マイクの間に試験材料を置いてどのくらい音が小さくなったかをデジベルで計測する。同装置は、周波数200~20,000ヘルツの範囲に対応している。録音した音は、コンピュータープログラムで分析、比較できる。

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空気が通り抜ける際の騒音は、最大風速140キロメートルまで実験できる。大きな騒音の原因となっている場所を特定し、品質改善に役立てることもできるという。

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