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2012/6/1

企業情報 - 部品メーカー

独ランクセス、フランスの高性能ゴムタイヤ工場に投資

この記事の要約

独特殊化学大手のランクセスは5月30日、フランスのポートジェローム(Port Jerome)にある高性能ゴム工場に2015年までに約3,000万ユーロを投資すると発表した。同工場で生産する「エコタイヤ」用の素材の需要拡大 […]

独特殊化学大手のランクセスは5月30日、フランスのポートジェローム(Port Jerome)にある高性能ゴム工場に2015年までに約3,000万ユーロを投資すると発表した。同工場で生産する「エコタイヤ」用の素材の需要拡大を見込み、生産性やエネルギー効率を改善する。

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同工場では環境に優しい「エコタイヤ」の生産などに使用するネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)とソリューションスチレンブタジエンゴム(SSBR)を生産している。

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同社によると、エコタイヤ向けの高性能ゴムは年約10%の速度で急成長しており、世界のタイヤ産業の中でも最も伸びている分野となっている。欧州連合(EU)では2012年11月から、EU域内で販売される自動車タイヤに燃費効率、雨天時の安全性、回転騒音の表示を義務付ける新ルールが導入されることから、同社ではエコタイヤの需要はさらに高まると予想している。

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ポートジェローム工場の生産能力は現在、年14万トン。ランクセスはさらに、シンガポールにNd-PBRの新工場を建設する計画。同工場の投資は約2億ユーロ。2015年に稼働する予定。

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■ ベルギーの高機能プラスチック工場に7,500万ユーロを投資

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ランクセスは5月31日、ベルギーのアントワープにある高機能プラスチック工場に7,500万ユーロを投資し、ポリアミド工場を建設すると発表した。生産能力は年9万トン。2014年第1四半期に稼働する予定。

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同社が製造するポリアミドは、燃費改善に寄与する軽量素材として特に自動車分野で需要が高まると見込んでいる。また、世界市場における高機能プラスチックの需要は2020年まで年5~6%の速度で拡大すると予想している。

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新工場は、ポリアミドの原料となるカプロラクタムの工場の近くに建設する。アントワープ工場では、ポリアミド樹脂を補強するためのガラス繊維も製造している。

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