独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は5日、商用車大手MANの議決権ベースの出資比率をこれまでの73.76%から、6日付けで75.03%に引き上げると発表した。
\VWのマルティン・ヴィンターコルン社長は今回の措置について、VWグループのMAN、スカニア、VWヌッツファールツォイゲの商用車3ブランドの連携を強化する取り組みの一環であると説明している。
\ドイツでは出資比率が75%を超えると支配・利益移転契約を結ぶことができる。『フィナンシャルタイムズ(ドイツ版)』紙によると、2013年4月に予定するMANの株主総会で同契約を締結する可能性がある。また、9月にMANがドイツ株価指数(DAX)の採用銘柄から外されることはほぼ確実とされている。
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