独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は1日、中国・柳州に建設していた新工場を稼働させたと発表した。主に上海通用汽車(SGM)向けにフィルターシステムや吸気系部品やシリンダヘッドカバーなどの樹脂部品を供給する。中国の生産拠点はこれで4カ所となる。開所式は5月31日に行った。
\柳州は広州からおよそ500キロメートル離れた内陸部にある。
\M+Hは総売上高に占めるアジア事業の割合を現在の17%から2018年までに25%に引き上げる目標を掲げている。すでに長春と上海に工場を持つが、ベトナムやラオスに近い中国南部の顧客のニーズにも柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えることで、急成長するアジア市場におけるプレゼンスをさらに強化するとしている。
\同社はまた、新工場の稼働にともない、アジア・太平洋事業の新たな統括責任者にヨーゼフ・パルツフーバー氏(現・M+Hグループ水ろ過フィルターシステム部長)を任命した。7月1日に就任する。
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