独技術監査会社GTUeが1日発表した乗用車の整備不良統計によると、同社が2011年1月~12年3月に車検を手がけた乗用車(344万台)の中で何らかの整備不要が見つかった車両の割合は50.2%にも達した。事故につながりかねない重大な整備不良が見つかった車は19.4%に上った。
\不具合の部位で最も多かったのは照明/電気系統だった。とくに車齢7年以内の小型車の4割が照明系統の欠陥を抱えていた。
\ミドルクラスと大型モデルで特に多かった不具合はブレーキ(30.5%)で、車齢7年以内のモデルでは走行距離が伸びている車両ほど整備不良が多かった。また、シャシー/フレームでも不具合が目立った(23.8%)。
\GTUeの担当者は、ドライバーがクルマを整備・点検に出す頻度は以前に比べてやや多くなったとしながらも、「本当に悪くなってからでは遅い。異常に気づいたら早めに修理に出して欲しい」と呼びかけている。
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