独自動車用照明・電子部品メーカーのヘラーは1日、北京汽車工業(BAIC)と合弁会社を設立する計画で合意し、契約に調印した。2012年末までに計画を実現する予定。ヘラーはBAICとの提携を通して成長市場のアジアでの事業拡大を目指す。
\両社は、BAICが子会社BHAPを通して、ヘラーの現地子会社Hella Beifang Automotive Lighting(HBL、北京)に資本参加(出資比率:50%)することで合意した。
\HBLはこれまで主に、商用車向けに照明や電子部品を供給してきた。今後は既存の生産・開発能力を活用し、乗用車向けの照明の総合サプライヤーとしての地位を確立していく方針で、中国市場の需要に合った照明システムを開発・生産していく。
\HBLは、2002年にヘラーの100%子会社として設立された。HBLでは現在、従業員約400人が生産・開発に携わる。ヘラーは中国全体では3,500人を超える従業員を抱えている。ヘラー中国法人の売上高は約3億5,000万ユーロで、ヘラーグループ全体の売上高の約7%を占めている。
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