フォルクスワーゲン(VW)のスペイン子会社セアトは、コンパクトセダン「トレド」の新型(4代目)モデルを今年秋に市場投入する。同モデルは今年3月のジュネーブ・モーターショーで披露したコンセプトカーの量産モデルで、まず11月にスペインとポルトガルで発売した後、欧州の主要国やメキシコで順次リリースしていく。ドイツ市場には来年春に投入する予定。
\新型トレドは、VWのチェコ子会社シュコダが同じく今秋発売する新型「ラピッド」の兄弟車で、インテリアなど細部のデザインは若干異なるものの、5ドアハッチバックなど基本的なデザインは共通となっている。
\エンジンはガソリンとディーゼルを用意。なかでも4気筒ターボディーゼルエンジン「TDI」のエコモーティブ仕様では、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素排出量が116グラムと、コンパクトセダンとしてトップクラスの環境性能を実現している。
\販売価格は1万4,000ユーロから。生産はシュコダのムラダー・ボレスラフ工場が担当する。
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