ドイツのキール大学(CAU)とハンブルグ・ハールブルグ工科大学の研究チームはこのほど、立法センチメートル当たりの重さが0.2ミリグラムという新たな軽量素材「アエログラファイト」を開発した。研究成果は、科学誌『アドバンスト・マテリアルズ』(2012年7月3日)に掲載されている。
\アエログラファイトは発泡スチロールの75倍の軽さで、現時点では世界で最も軽い素材という。多孔質のカーボンチューブがナノおよびマイクロレベルで3次元に絡む構造となっている。
\研究チームは同素材を電気自動車や電動自転車用のリチウムイオン電池に活用できると見込んでいる。また、成果を発表してからは、他の分野からもアイデアが寄せられており、航空機や衛星の電子機器への投入も検討されているという。
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