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2012/7/20

一般・技術・その他 (旧)

BMW、マグネシウム製の後部座席用バックレストを開発

この記事の要約

独高級車メーカーBMWの子会社でモータースポーツ車両などの研究開発を事業とするBMW Mはこのほど、新型「3シリーズ」向けの軽量な後部座席用バックレスト(背もたれ)を発表した。\ 同バックレストはマグネシウム製で、重量は […]

独高級車メーカーBMWの子会社でモータースポーツ車両などの研究開発を事業とするBMW Mはこのほど、新型「3シリーズ」向けの軽量な後部座席用バックレスト(背もたれ)を発表した。

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同バックレストはマグネシウム製で、重量は5.45キログラム。スチール製の約11.5キログラムに比べ50%以上も軽い。60対40の割合で2つに分かれる設計で、折り畳むこともできる。

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バックレストの開発プロジェクトでは、シートメタルの成形を得意とするカロッセリー・ヴェルケ・ドレースデン(KWD)がデザイン、エンジニアリング、プロトタイプの生産を担当。ティッセンクルップスチールヨーロッパの子会社であるティッセンクルップMgFマグネシウム・ファッハプロドゥクテが厚み1.5および2ミリメートルのマグネシウムシートを供給した。

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当該バックレストは、マグネシウムを幅広い産業分野に投入することを目指すプロジェクト「TeMaKplus」の第1回目のワークショップで発表された。TeMaKplusには、BMW、KWD、ティッセンクルップMgFマグネシウム・ファッハプロドゥクテのほか、フライベルク鉱業工科大学、フラウンホーファー工作機械・成形技術研究所(ケムニッツ)なども参加している。

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