独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンのアフターサービス子会社(ZFサービシズ)のアロイス・ルートヴィヒ社長は21日、今後数年の平均成長率が5%程度にとどまるとの見通しを明らかにした。これはグループ全体の成長見通しを大きく下回る。修理・交換部品の需要は新製品投入から数年後に出るなどのタイムラグがあるためで、親会社の現在の好調な業績が反映されるのは「7~8年先」になるとしている。
\ルートヴィヒ社長によると、売上高の8割以上を依存する自動車向けアフターサービス事業は市場がほぼ飽和状態にあり、競争が激化していることも響いている。同社はこのため、自動車以外の分野の事業を開拓し、収益を確保する必要がある。
\同社は自動車以外に鉄道、産業、船舶、風力発電設備などでもサービス事業を展開している。とくに風力発電設備では、ZFが先に買収したベルギーのハンセン・トランスミションズ・インターナショナルからの需要が期待できるとしている。
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