自動車・航空機部品製造の英GKNが7月31日発表した2012年上期決算は、営業利益が2億9,300万ポンドとなり、前年同期から31%増加した。主力の自動車部門が堅調な高級車需要を背景に力強い伸びを示し、全体をけん引した。
\売上高は前年同期比16%増の34億6,000万ポンド。部門別売上高は、駆動軸や車台、車軸などを生産するドライブライン部門が9%増の16億6,400万ポンド、粉末冶金部門が9%増の4億6,500万ポンド、エアバスやボーイングに航空機機体を供給する航空機部門は7%増の7億7,000万ポンド、鉱業・建設機器のランドシステム部門は6%増の5億1,200万ポンドにそれぞれ拡大した。
\GKNは先ごろ、スウェーデンのトラックメーカーであるボルボから、航空宇宙部門のボルボ・エアロを9億9,000万米ドルで買収することで合意した。GKNでは、ボルボ・エアロの買収によって航空エンジン部品ビジネスが強化されると期待している。
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