独自動車部品大手のコンティネンタルは2日の決算発表で、2012年通期の業績予想を上方修正した。売上高は前年比7%増の325億ユーロ以上、営業利益(EBIT)は好調だった前年の実績を上回ると見込んでいる。同社はこれまで、売上高は前年比5%増の320億ユーロ以上と予想していた。原料コストの負担が若干緩和されたことが好業績に寄与すると説明している。
\同日発表した同社の2012年上半期(1-6月)決算の売上高は、前年同期比10.9%増の165億ユーロに拡大した。EBITは約26%増の16億ユーロに拡大した。EBITベースの売上高利益率は9.7%となり、前年の8.6%を上回った。
\同社のヴォルフガング・シェーファー財務担当取締役はロイター通信とのインタビューの中で、「欧州市場では高級車に属さない小型車の販売が低迷しており、コンティネンタルの業績にも影響している」としながらも、米国、中国、南米市場の成長が好業績に寄与している、と説明。さまざまな国で事業展開する国際的な戦略が全体的な好業績の確保に功を奏しているとの見解を示した。
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