独自動車照明・電子部品大手のヘラーは16日、中国福建省の厦門に新工場を開設したと発表した。現地法人ヘラー・エレクトロニクス・デバイスを新たに設立し、新工場を自動車用リレー部品の生産でアジアの中核工場にする。
\新工場ではこのほか、自動車の制御システムやドア施錠システム、ウインドーレギュレーター、シートアジャスター、照明、空調システム、アンチロックブレーキシステム(ABS)などに使用する電子部品も生産する。
\取引先は、VWと上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン、VWと第一汽車(FAW)との合弁会社である一汽大衆(FAW-VW)、上海ゼネラルモーターズ、現代自動車、デルファイ・オートモーティブなど。新工場の開設により、中国で事業展開する自動車メーカーや部品メーカーとの連携を強化し、より現地ニーズに合った製品を供給していく。
\ヘラーは現在、中国に生産・開発・管理の拠点を10カ所持つ。従業員数は3,800人を超える。2011/12年度の中国法人の売上高は約3億6,000万ユーロで、同社の売上高の約7%を占めている。
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