自動車部品大手のコンティネンタルは13日、ゴム・プラスチック子会社のコンチテック(ContiTech)が油空圧装置大手の米パーカー・ハネフィン(以下:パーカー)から自動車向け空調ホース事業を買収することで合意したと発表した。パーカーの持つアジア・NAFTA拠点を引き継ぐことで同地域における事業基盤を強化するのが狙い。買収額は公表していないものの、「コンチテックにとって過去最大規模」の買収としている。
\パーカーの空調ホース事業では主に乗用車・小型商用車クーラー用の冷媒ホースや関連部品を手がける。メキシコ、チェコ、韓国、中国に生産拠点を持ち、従業員は計1,000人。売上高は公表していない。
\コンチテックのハインツゲルハルト・ヴェンテ最高経営責任者(CEO)は、「パーカーは北米、日本の自動車メーカーから高い評価を受けている。また、アジア市場進出への強力な足がかりとなる」と述べ、今後の買収効果に期待を示した。
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