フィアットは9月27日に開幕するパリ・モーターショーで「パンダ」のバリエーションモデルを3タイプ発表する。
\最も注目されるのは「スーパーパンダ」と呼ばれる「パンダ4×4」。フィアットが製造するAセグメント唯一の4WDで、トルク配分を最適な状態に自動制御する「トルクオンデマンド」や、横滑り防止装置(ESC)、電子ロッキングディファレンシャル(ELD)などの機構を備え、市街地からオフロードまで対応可能なコンパクトSUVだ。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リヤにはトーションビーム式を採用。これにより先代モデルからのオフロード性能を維持しながら軽量化を実現するとともに、オンロードでより洗練された走りが可能になった。エンジンは、84bhpターボ付きの875ccツインエアと、74bhpの1.3リッター・マルチジェット・ディーゼルが用意されている。ボディカラーはシシリアン・オレンジとトスカーナ・グリーンの2色。
\パリ・モーターショーでは4×4のほか、「パンダ・トレッキング」と「パンダ・ナチュラル・パワー」も披露される。パンダ・トレッキングは4×4と同じ外観を持つ前輪駆動タイプ。パンダ・ナチュラル・パワーは、0.9リッター、ツインエアのターボエンジンが搭載され、ガソリンとメタンガスに適応するデュアルフューエルモデルだ。
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