米自動車部品大手のデルファイは6日、同社のアフターマーケット向け部品部門(デルファイ・プロダクト&サービス・ソリューションズ、DPSS)が開発したテレマティクスソリューションが、今年の国際自動車部品見本市(Automechanika、独フランクフルト)でシステム部門のイノベーション賞を受賞したと発表した。また、同社のOEディーゼル排気センサーの製品ポートフォリオもOE製品&サービス部門でトップ5に入賞したという。
\イノベーション賞を獲得したデルファイのテレマティクスソリューションは双方向型の遠隔車両診断システムで、プラグ式のため簡単に接続できる。同システムは、車両の状態、故障部品や消耗品の交換時期をサービスセンター(修理工場)やドライバーのスマートフォンに自動的に知らせるだけでなく、パンクなど緊急トラブル時にはドライバーとサービスセンターが直接連絡を取り合うことができる。
\同製品は2011年に米国市場に投入された。欧州ではまだ販売されていないものの、今回の受賞をきっかけに欧州でも関心が高まることを同社は期待している。
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