英ターボチャージャーメーカーのカミンズ・ターボ・テクノロジーズ(「ホルセット」ブランド)は今年のIAA国際商用車見本市(独ハノーバー)で、環境性能を向上させたディーゼルエンジン向けのソリューションを発表する。新開発の次世代可変容量ターボ(VGT)は柔軟性の高いデザインで、リエンジニアリングせずに個別のモデルに組み込むことができる。部品点数を減らしたほか軽量部品を採用して軽量化・低コスト化を図り、従来モデルに比べ2キログラムの軽量化と20%のコスト低減を実現した。
\排熱タービンエキスパンダーの試作モデルは、エンジンの排熱を回収し、動力(25kW)または電気エネルギー(5kWe)として再利用できるため、燃費改善に貢献するという。
\また、独自開発のローリングエレメントベアリングは、低摩擦で高い耐久性があるため、ターボチャージャー全体のエネルギー効率を1パーセント向上させている。
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