スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループは9月25日、トラック部門の収益性改善に向けた2013~15年の事業戦略を発表した。また、子会社であるUDトラックス(旧日産ディーゼル工業)の米国市場向け生産を終了するとともに、日本で10%の経費削減を実施すると発表した。リストラ経費として、今年第3四半期に約6億スウェーデン・クローナを計上することも明らかにした。
\トラック事業の新戦略は、◇各地域で営業利益率を3%向上◇売上原価の10%削減◇研究開発費を115億クローナに削減◇ITコストの削減◇ブランドアセット最適化により大型トラック市場でシェア1位あるいは2位を目指す◇アジア太平洋地域とアフリカ地域事業の強化――などが柱。Persson最高経営責任者は、「強力なブランドポートフォリオと、競争力の高い製品、新しい組織構造によって、私たちは企業として最大限のポテンシャルを発揮できる状態にある」と語った。
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