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2012/12/21

一般・技術・その他 (旧)

英国人、自動車での移動が減少・燃料価格上昇が影響

この記事の要約

英交通省(DfT)がこのほど発表した2011年の交通調査(National Travel Survey)によると、個人的な交通手段(自動車、自転車、徒歩)による移動が1997年の前回調査と比べ減少していることが明らかにな […]

英交通省(DfT)がこのほど発表した2011年の交通調査(National Travel Survey)によると、個人的な交通手段(自動車、自転車、徒歩)による移動が1997年の前回調査と比べ減少していることが明らかになった。

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11年の平均の外出回数は958回、移動距離は6,826マイルとなり、97年の1,086回、6,981マイルから減少した。ただ、外出一回当たりの移動距離は11年が7.1マイルと、97年の6.4マイルから0.7マイル伸びた。交通手段別で見ると、自動車が外出回数の64%、移動距離の79%と圧倒的なシェアを占めた。

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外出目的別では買い物が97年と比べ19%、知人の訪問が22%、通勤が16%それぞれ減少した一方、その他の娯楽目的(エンターテインメント、スポーツ、休暇旅行など)は10%増加した。

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個人的な交通手段による移動が減少する一方で、公共交通機関による移動は3%の増加を示した。DfTは景気の後退と燃料価格の高騰によって自家用車での外出を控え、公共交通機関を利用している人が増えていると分析している。97年には1リットル当たり57.9ペンスだった燃料価格は11年に129.9ペンスと倍以上に値上がりしている。

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