独オペルは独東部のアイゼナハ工場で今後数週間、生産を3シフト制に戻す。新コンパクトカー「アダム」の受注が好調なことなどを受けた措置。独地方紙『チューリンガー・アルゲマイネ』が報道したもので、アイゼナハ工場のハラルド・リースケ事業所(労組)委員長が20日、追認した。
\新型アダムはオペルが事業再建の切り札として市場投入したモデルで、今年1月11日からアイゼナハ工場で生産している。同新モデルの人気は高く、すでに2万台を受注しているという。
\アイゼナハ工場では、同工場で生産する小型車「コルサ」の販売低迷を受けて1月2日から生産体制を2シフトに変更し、時短措置を導入していたが、アダムの販売好調を受けて3シフト制に戻すことにした。リースケ事業所委員長は、「少なくとも年内は時短措置を実施する必要はないだろう」と述べ、胸をなでおろしている。
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