独自動車部品大手のコンティネンタルは2月26日、独高級車大手のBMWと自動運転システムの開発で協力すると発表した。共同研究プロジェクトの実施期間は2014年末まで。ドイツのほか欧州の高速道路で複数のプロトタイプ車を使って走行試験を実施する。
\コンティネンタルのエルマー・デーゲンハルト社長は自動車運転システムについて、「将来のモビリティーの中核を成す要素技術であり、道路交通における安全性、快適性、効率性を大幅に向上させることができる」との見解を示し、BMWとの協力により、技術の総合的なコンセプトを研究できる、と説明する。また、自動運転システムは今日、明日に実用化できるものではなく、段階的に10年以上かけて実現していくものである、とも付け加えた。
\両社は共同プロジェクトで、高度に自動化した運転機能をドイツや欧州の高速道路で実証試験し、高速道路が交差している場所や料金所、建設現場、国境など、自動運転システムを実用化するうえでの課題に取り組むとしている。
\コンティネンタルは自動運転システムのベースとなる、車間距離制御システムや緊急ブレーキなどの運転支援システムの開発に1,300人以上の従業員を投入している。2013年は当該分野の研究開発に1億ユーロ以上を投資する計画。
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