「どうせ技術のことなど分からない」と女性客を適当にあしらうような販売員は昨今ではほとんどいなくなった――自動車業界誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』がこのほど12の自動車販売店を対象に実施した覆面調査で、このような結果が得られた。高価な身なりかカジュアルな服装かにかかわりなく、自動車ディーラーの販売員すべてが、相談や説明などで真摯に対応してくれたという。
\今回の調査結果についてニーダーライン大学付属「女性と自動車」コンピテンスセンターのコルトゥスシュルテス所長は、「仕事を持ち、移動手段としてクルマを必要とする女性が増えている。2012年の新車購入者の中で女性が占める割合は37%に上り、ディーラーにとって無視できない顧客層になっている」と指摘する。女性客は男性客に比べ欲しいクルマに対して漠然としたイメージしか持っていないことが多く、男性客とは異なる対応が必要になっているという。
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