独電機大手のシーメンスは、ベルギーのバスメーカー・バンホールにディーゼルハイブリッド駆動システムを納入する。同システムは、フランス・メッツ市の交通プロジェクト「Mettis」も投入されるバスに搭載するもので、シーメンスは27台分の駆動モーター、ジェネレータ、パワーエレクトロニクスと制御ソフトウエアを供給する。
\「Mettis」は都市交通環境の改善を目指すプロジェクト。バス専用レーンを設けて環境性能の高い路線バスを運行し、渋滞のない定時運行を通して大量輸送を実現し、マイカーから公共交通機関への乗り換えを促す。また、CO2排出量の削減を目指す。投入されるバスは全長24メートル、全高3.3メートルの2連接バスで、市内の2路線計23キロを運行する。実証試験は今年末からスタートする予定。
\シーメンスによると、プロジェクトで使用されるバスはきわめて燃費が良く、車長12メートルの従来型バスとほぼ同じ燃費で、2倍の乗客を運べるという。
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