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2013/4/26

企業情報 - 部品メーカー

コンティネンタル、建設トラック用のシングルタイヤ開発

この記事の要約

独自動車部品大手コンティネンタルは、建設車両向けに新たなシングルタイヤ「HDC 385/65シリーズ」を開発した。整地されていない建設現場での搬送作業など、一般のトラックに比べ過酷な道路環境に対応できるラジアルタイヤで、 […]

独自動車部品大手コンティネンタルは、建設車両向けに新たなシングルタイヤ「HDC 385/65シリーズ」を開発した。整地されていない建設現場での搬送作業など、一般のトラックに比べ過酷な道路環境に対応できるラジアルタイヤで、メルセデス・ベンツの「アクトロス」ブランドのコンクリートミキサー車に採用されるという。

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建設トラックは一般のトラックに比べ、稼働時の負荷が高い。建設トラックのほとんどが工事現場で稼働している。しかし、一部のトラック(全体の3割)は資材運搬用として車道を走行することがある。また、コンクリートミキサー車は車道と建設現場を走行する。このため、一般トラック用のタイヤを建設トラックに使用すると、操縦の安定性や作業効率などが悪くなることがある。

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コンティネンタルのHDC 385/65の耐荷重は9.5トンと、従来品に比べ0.5トン強化した。速度を下げた場合は10トンまで耐えられるという。耐加重の引き上げによって、後輪タイヤを1本(シングル)にすることができるため、車体重量が軽くなり、その分積載量を増やせるメリットもある。

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