仏PSAプジョー・シトロエンは7日、フランス国立科学研究センター(CNRS)、エコールセントラルドリヨン(ECL)、公共事業大学校(EBTPE)、国立応用科学院(INSA)リヨン校、クロード・ベルナール・リヨン第1大学(UCBL)と共同でコンピテンシーセンター「Vibro-Acoustic-Tribology@Lyon(VAT@Lyon)OpenLab」を開設したと発表した。音響学、振動学、摩擦学の各分野において共同研究を促進するのが目的。
\PSAはコンピテンシーセンターを設置することは、中長期的に自動車関連技術におけるイノベーション能力の強化につながると説明。同時に研究機関にとっても研究成果が産業応用されることで、研究の価値獲得につながるというメリットがあるとしている。コンピテンシーセンターでの研究分野は◇エンジン摩擦によるエネルギー損失の低減◇革新的なウェーブトラップによる振動の低減◇エンジン、ギヤボックス、ギヤトランミッションなど回転部品の振動音響の管理と制御◇全く新しい自動車の形状デサインの最適化――など幅広いテーマにわたっている。
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