独自動車修理サービス大手のアオト・タイレ・ウンガー(ATU)は6月27日、マンフレート・リース社長が同日付で退任し、ハンスノルベルト・トップ氏(51)が新社長に就任したと発表した。ATUは4期連続の赤字が続いており、リース社長は引責辞任した格好だ。
\トップ新社長は、さまざまな企業の管理職や成長プロジェクトの責任者として20年以上の経験を持ち、レンタカー大手のシクストでは5年以上、営業担当取締役を務めた。ゼネラルマネージメント、営業、財務管理などバランスの取れたビジネス経験が買われ、ATUのトップに抜擢された。新社長は中核事業である自動車修理サービス事業を強化するとともに、高い成長が見込まれるEコマースやフリート管理サービスにも注力する方針という。
\また、今回の社長交代に合わせ、デトレフ・スペコヴィウス氏が新たに取締役に就任する。スペコヴィウス氏は倒産法を専門とする弁護士で、会社更生企業の管財人などを務め、多くの企業で経営を立て直してきたことが評価された。クリスチアン・ザイラー取締役(財務担当)とクリスチアン・シュミッツ取締役(販売・購買担当)は留任する。
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