デュースブルク・エッセン大学自動車リサーチセンター（CAR）の調べによると、新車販売サイトでの販売価格は店頭に比べ平均で2,500ユーロ安かった。ネットを通して12年に販売された新車は3万8,000台だった。新車全体に占める割合はわずか1.2％にとどまるものの、中期的にはネット購入が大きく増える見通しだ。
\CARによると、ネット販売業者は店舗家賃や人件費などの営業コストがかかっていなことから販売価格を抑えることができる。新車価格に占める営業コストの割合は店舗販売のディーラーで約13％となる一方、ネットショップでは平均で3～4％に過ぎない。CARのドゥーデンヘッファー教授は「個人顧客が全員、ネットショップで新車を購入したら年30億ユーロ以上を節約できる」と話す。
\ただ、ネット販売の躍進に対し、店舗販売ディーラーと自動車メーカーがいわゆる新古車の販売を増やしてネット販売との価格差を縮めるなどの対抗策を打ち出しており、今年のネット販売は4万台にとどまる見通しだ。
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