独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は9月12日、8月の自動車販売が6万4,000台にとどまり、前年同月に比べ5.4%減少したと発表した。中国やロシアで前年実績を大きく下回った一方、西欧市場では1.4%減の2万1,400台と、市場全体が低迷するなかで堅調な販売を維持した。1~8月の累計は前年同期比5.5%減の59万8,400台となった。
\8月の販売台数を地域別に見ると、ドイツは8,800台と3.8%減少したものの、市場全体の落ち込み幅(5.5%減)に比べ小幅にとどまった。英国は15.7%増の2,200台と好調で、オランダ(900台、43.2%増)、デンマーク(1,000台、27.2%増)、フィンランド(700台、15.2%増)、アイルランド(300台、55.2%増)なども2ケタ増となった。
\東欧市場は7.2%減の1万500台。ロシアが14.6%減の7,100台にとどまったことが大幅な減少の主因という。中欧は0.6%減の8,500台。母国チェコでは4.5%増の4,400台を販売した。
\シュコダの最大市場である中国では7.9%減の1万8,100台に低迷した。
\同社は販売減少の一因として、新型「オクタビア」やマイナーチェンジした「スペルブ」が新たに生産ラインに加わったことを挙げ、生産の立ち上げ当初は生産スピードが通常に比べ落ちることが出荷に影響したと説明している。
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