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2013/12/6

企業情報 - 自動車メーカー

トヨタ、「ヴァーソ」にBMWのディーゼルエンジンを搭載へ

この記事の要約

トヨタ自動車は3日、独高級車大手のBMWから供給を受けるディーゼルエンジンを小型MPV「ヴァーソ」に搭載すると発表した。2014年1月からトルコ北西部にあるトヨタのアダパザル工場で生産を開始する。\ BMWから供給を受け […]

トヨタ自動車は3日、独高級車大手のBMWから供給を受けるディーゼルエンジンを小型MPV「ヴァーソ」に搭載すると発表した。2014年1月からトルコ北西部にあるトヨタのアダパザル工場で生産を開始する。

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BMWから供給を受けるのは1.6リットルの4気筒エンジンで出力は82kW/112PS。これにより、ヴァーソのエンジンはディーゼル3機種、ガソリンは2機種となる。

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BMW製ディーゼルエンジンを搭載する「ヴァーソ 1.6D‐4D」は、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が119グラムと、同モデルの中でも最もCO2排出量が少ない。最大トルクは270Nm(1,750~2,250rpm)となる。

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トヨタ・モーター・ヨーロッパのディディエ・ルロワ社長は今回の措置について、「環境負荷の低減には様々な対策が必要となる」と述べ、「持続可能なモビリティーにおいてハイブリッドは当社の中核技術になるが、欧州ではクリーンディーゼル技術が重要な役割を果たしている」と説明した。

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BMWとトヨタは2011年12月、次世代環境車・環境技術における中長期的な協力関係の構築で覚書を交わしている。

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