英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンは1月22日、マレーシア工科大学(UTM)と共同で低排出車の研究開発を行う「UTM低炭素運輸研究センター」を発足させた。発足式には英国を公式訪問中のマレーシアのムヒディン副首相兼教育相など要人が出席した。
新センターでは両大学の研究者がエンジンのダウンザイジングや先進的なハイブリッド車・電気自動車向けテクノロジーの最適化、エネルギーの貯蔵と回収に関する新たなコンセプトの開発など、次世代の低炭素車に関する研究開発に取り組む。
インペリアル・カレッジ・ロンドンのスターリング学長は、英国とマレーシアはそれぞれ低炭素経済の確立に向け努力しており、新センターはこうした努力をさらに後押しするものだと指摘。「低炭素運輸の分野における世界で最も優秀な研究者たちを結集し、変化をもたらす可能性のあるテクノロジーの開発と、この分野の研究開発基盤の改善につながる」と述べた。