米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズは18日、欧州連合(EU)のレーザー技術に関する研究開発プロジェクト「LASHARE」に参加すると発表した。金属板のロール成形技術の開発に取り組む。
スペインの技術センターAIMENおよびレーザー機器メーカーMONOCROMと協力し、後部座席の構造物に使用する鋼鉄板のロール成形技術を開発する。材料費の削減や軽量化、鋼鉄の成形技術の向上を目的とし、ドイツのヒルヘンバッハにあるジョンソン・コントロールズの工場で試験生産を行う。
「LASHARE」プロジェクトにはレーザー技術に関する6つ研究機関および約30社が参加しており、ドイツのフラウンホーファー・レーザー技術研究所(ILT)が幹事を務める。同プロジェクトでは、レーザー技術分野の研究開発を促進すると同時に、欧州で同分野に携わる企業や研究機関のネットワークを構築することを目的としている。