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2014/3/14

企業情報 - 部品メーカー

仏ミシュラン、カナダ工場で小型タイヤを減産

この記事の要約

仏タイヤ大手のミシュランは3日、カナダ東部ノバスコシア州にあるピクトゥ工場で小型タイヤの生産を大幅に縮小すると発表した。北米市場における乗用車用小型タイヤの需要低迷を受けたもので、今年3月~2015年6月30日までの18 […]

仏タイヤ大手のミシュランは3日、カナダ東部ノバスコシア州にあるピクトゥ工場で小型タイヤの生産を大幅に縮小すると発表した。北米市場における乗用車用小型タイヤの需要低迷を受けたもので、今年3月~2015年6月30日までの18カ月に渡り実施する。今回の措置により同工場の従業員の約半数に当たる500人が影響を受ける。

ピクトゥ工場では、乗用車および小型トラック向けのタイヤを生産している。ノバスコシア州のニュースサイト『ノヴァニュースナウ』によると、ミシュランは減産を2段階に分けて実施する。まずは2014年6月30日までに乗用車用小型タイヤの生産ラインを完全に停止する計画で、同措置により従業員約200人が影響を受ける。また、2015年6月30日までに残りの生産ラインでも減産を実施。これにより約300人が影響を受ける。

ミシュランは減産の影響を受ける従業員の対応について、同工場の別の部署や職種、または、ノバスコシア州にある別工場(ブリッジウォーター、ウォーターヴィレ)への配置転換、早期退職など複数の選択肢を準備していると説明している。

ピクトゥ工場の減産による同州内の他の2工場への影響はないという。ピクトゥ工場でもゴムの混合や乗用車用の高性能タイヤの生産などは継続する。また、今後の事業拡大に向けてノバスコシア州にある3工場に2014 年は総額6,650万カナダドルを投資する計画も明らかにした。

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