英国で進められている電気自動車(EV)の社会実験プロジェクト「マイエレクトリックアベニュー(MEA)」の参加登録数が100件を超え、日産のEV「リーフ」を使った実験が近くスタートする見通しとなった。
MEAは電力エンジニアリング大手EAテクノロジーと電力会社SSEPDが共同で実施するプロジェクトで、同じ地域に住む住民が一斉にEVの充電を行った場合、地域の電力供給にどのような影響があるかを調べることを目的としている。第一回目となる実験にはチズウィック、マーロウ、サウスゴスフォースなど7自治体が参加。参加者にはそれぞれリーフが18カ月間にわたって特別料金でリースされ、EAテクノロジーが開発した家庭用充電管理システム「エスプリ」の運用テストを実施する。EAテクノロジーは、家庭用充電を直接制御することで地中電線や変電所に負荷がかかり過ぎることを防ぐことができると説明している。