電力大手フォータム、製紙・製材大手UPM、紙パルプおよびエネルギー業界向け技術プロバイダのヴァルメト・コーポレーションのフィンランド3社は、リグノセルロース系バイオマス由来の先進的な高付加価値バイオ燃料の生産技術の開発プロジェクトで提携すると発表した。接触熱分解技術によるバイオオイルの品質向上とソリューションの商業化を目指す。
プロジェクト「LignoCat」はフィンランド技術庁の後援を受けて5年間にわたって行われる。同プロジェクトで良好な結果が出れば、持続可能な新製品を市場に投入できるだけでなく、運輸や暖房セクターからの二酸化炭素(CO2)排出の大幅削減を可能にし、温室効果ガスの排出削減目標の達成に貢献すると期待されている。