伊自動車部品大手マニエッティ・マレリは4月20日から開催された第13回北京モーターショーに、ハイブリッド推進システム、ガソリン直噴システム(GDI)、LED照明、マルチメディア対応を強化したインストルメントパネル、サスペンション向け軽量素材などを出展した。中国で深刻な大気汚染が問題となりエコカーへのニーズが高まる中、持続可能なモビリティに向けた環境技術に重点を置いた製品を紹介したと説明している。
最も大きな成長が見込まれる分野として期待されるハイブリッドソリューションでは、電圧350キロボルト、出力60キロワットの「中圧」ソリューションと48ボルト、16キロワット以下の「低圧」ソリューションを出展した。後者は非常に柔軟性が高く内燃機関への適用が容易で、システムに与える影響が少ないという特徴を持っている。
マニエッティ・マレリは中国に1996年に進出した。上海、仏山、蕪湖、広州、杭州、長沙、長春、合肥に生産・研究開発拠点を持ち、約3,000人を雇用している。2013年の中国での売上高は前年比24.5%増の3億5,800万ユーロに拡大した。昨年11月には中国南方工業集団公司(CSI)の子会社である湖北華中光電科技と湖北省の孝感に折半出資でヘッドランプとリアランプの生産を手がける合弁会社を設立することで合意した。