2014/5/9

企業情報 - 自動車メーカー

ジャガー・ランドローバー、アルミボディ車製造ノウハウの共有に期待

この記事の要約

印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は、アルミボディ車の製造コストダウンを目指し、ウェスト・ミッドランズのソリフル工場への視察を積極的に受け入れている。2日付けの『オートモーティブ […]

印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は、アルミボディ車の製造コストダウンを目指し、ウェスト・ミッドランズのソリフル工場への視察を積極的に受け入れている。2日付けの『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ(ANE)』が伝えた。

JLRは、自動車業界がアルミボディ車用の素材や工具の統一規格を導入することを期待している。統一規格が導入されれば製造コストの削減につながるからだ。しかし、大手メーカーが参加しない限り、こうした規格の実現は望めない。

JLRのホワイト技術主任によると、アウディ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、フォードなど、アルミボディを採用している大手メーカーは、使用するアルミのグレードやリベットの種類、グルー、組み立てロボットなど、それぞれが異なる生産システムを導入している。例えば、フォードが今秋から生産を開始するアルミボディの「F-150」に使用されるリベットの数は、アルミボディのレンジローバーとほぼ同数だと推定されており、ホワイト氏は、規格の統一は可能だと考えている。同氏によると、すでにアウディ、メルセデス・ベンツ、フォードがソリフル工場に複数回視察を行っており、JLRからもアウディとメルセデス・ベンツの各工場に視察団を派遣する予定になっているという。「アルミ製造技術のコストダウンを加速させるには、大量生産に移行するしか方法はない。すべてを特許で保護すれば、他のメーカーは他の方法を探すか、止めてしまうかのどちらかだ」と、ホワイト氏は、メーカー間でのノウハウ共有の重要性をこう説明する。

フォードは、F-150のために開発したアルミ製造技術を競合他社と共有する意思はあるかというANE誌からの質問に対し、コメントを拒否した。ただ、広報担当者アダムスキ氏は、「ある種の工業規格はコスト、品質、効率、技術革新の面で大きなメリットをもたらすと確信している」とJRLの主張に理解を示す一方で、「工程仕様は、顧客と製品へのメリットを考慮し、ケースバイケースで評価されるべきだ」との見解を示した。