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2014/5/9

企業情報 - 部品メーカー

ノキア、1億米ドルのコネクテッドカーファンドを設立

この記事の要約

フィンランド通信機器大手のノキアは5日、1億米ドルのコネクテッドカーファンドを設立したと発表した。コネクテッドカー(ネット接続型自動車)やインテリジェントビークル(知的車両)の分野で、ノキアの地図サービス部門HEREのマ […]

フィンランド通信機器大手のノキアは5日、1億米ドルのコネクテッドカーファンドを設立したと発表した。コネクテッドカー(ネット接続型自動車)やインテリジェントビークル(知的車両)の分野で、ノキアの地図サービス部門HEREのマッピングや位置情報サービスと連携して今後の事業拡大に寄与する技術を持つ企業などに投資する。同ファンドはノキア傘下のベンチャーキャピタルであるノキア・グロース・パートナーズ(NGP)が管理する。

コネクテッドカーは、車同士や車と道路インフラのネットワーク化により、事故や渋滞などの情報を共有し、道路交通の効率性や安全性を高めることができる。また、自動車を高度な情報端末と位置付けて、地図・気象情報や音楽・動画配信など多様なサービスの提供を可能にする。さらに、車載センサーが収集した運転データや車両情報を活用することで燃費性能や安全性の向上なども期待できる。

ノキア・グロース・パートナーズ(NGP)は2005年の設立で、モビリティや通信、インターネットに関する新技術を主な投資対象としている。米国、欧州、インド、中国に拠点を持つ。今回の新ファンドの設立によりノキアがNGPに投資した資金は累計で7億米ドルとなる。

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