独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は12日、4月の世界販売が前年同月比15.5%増の8万9,600台に拡大したと発表した。西欧・中欧市場で新型「オクタビア」の販売が好調で、同モデルは西欧では前年同月に比べ約60%の伸びを示した。
地域別の販売では、西欧が22.1%増の3万6,600台。欧州最大市場のドイツが16.2%増の1万2,900台に伸びたほか、英国、ベルギー、フランス、スペイン、スイス、イタリアなどで2ケタ増を確保した。オランダは前年同月の約2倍(103.2%増)の1,600台を販売した。
東欧は1.6%増の1万700台。主要市場のロシアは3.2%増の7,700台だった。中欧は35.8%増の1万4,600台。母国チェコが38.9%増の7,100台となったほか、ポーランド、スロアキア、ハンガリー、スロベニアでも2ケタ増と好調だった。
シュコダにとって最大市場の中国でも7.6%増の2万1,900台と好調だった。同国では上半期中に新型「オクタビア」と「ラピッド・スペースバック」を発売する計画。インドは1,200台と前年同月(2,000台)を大きく下回った。